【第4回インタビュー】

今回、京スカが直撃インタビューをお願いしたのは、横浜在住のスカッシュプレーヤー、浜崎英晋さんです。
浜崎さん(通称はまごろうさん)を京都の皆さんに紹介したいと思ったきっかけは、
彼がいつも奥様の由紀夫人と一緒にいて、ご夫婦でプレーヤーとして活躍して いること。
日本全国の大会を周っていらして、その数なんと年間23大会!!
(公認大会 22年度4月ランキング表参考)

以前から、そのご活躍ぶりとバイタリティーには感心していた小生ですが、
日ごろ京都のプレーヤーに、もっともっと外に飛び出して欲しい!!と願いつつ、
こんなすごい人がいますよ〜と、お伝えしたくて、インタビューをリクエストしたわけです。

はまごろうさん、そして、奥様とのスカッシュライフ、遠征の楽しさ等について、伺っていきます。


【今回は、インタビューの依頼、ご快諾ありがとうございました】

    よろしくお願いします!

【京都スカッシュプレーヤーの会は、ご存知でしたか?】

    知っています。京都カップを開催したり、熱心に活動されていますよね

有難うございます。最初は、まずプロフィール的なところからお伺いします
【お若そうなんですが、お歳を伺っていいですか?あと、血液型!】
    年齢は32歳、血液型はA型です。

【スカッシュとの出会いはいつ、どこですか? スカッシュ歴は何年になりますか?】

    大学のサークルで先輩に勧誘されて始めました、ですのでスカッシュ歴は12年ほどになります、
    すっかりベテランですね。

【それまでは、何か他のスポーツをされていましたか?】

    中学、高校ではテニスをやっていました。

【今までのクラブ歴や、現在の所属など教えてください】

    上智大学→コータコート(横浜緑園都市にあったスカッシュ専門施設、2006に閉設)
    →セントラル横浜北→SQ−CUBEという感じで今に至ります

【現在は、週どのくらい練習をしているんですか?】

    平日は1時間くらい、休日は2〜3時間くらい、合わせて週4回ほどやっています。

【主に、どんな練習をしているんですか?】

    臨機応変に仲間と連絡をとりあって練習相手を探します。ゲーム練習がメインですね

【スカッシュを初めた頃の思い出や、初めて出た大会、思い出に残るエピソードがあったら、聞かせてください】

    スカッシュを初めて2か月の時点でフレンドシップの大会に出ました。
    もう相手の方も覚えていませんが、1回勝ててうれしかったことだけ覚えています。

【現在、年間試合数20を越えていらっしゃいますが、こういったペースで大会に出て行くようになったいきさつを教えてください。】

    夫婦で全日本選手権に出場するという目標を設定してして試合に出ています。
    去年それをやっと達成できたんですよ!今年も全日本を目指して20大会くらい出るかなー?



そういう、モティベーションがあったんですね。目標達成おめでとうございます!!
それにしても、これだけの試合数をこなすのは、凄い体力の持ち主でいらっしゃると感心してしまいます。
【体力の維持や、トレーニング、コンディショニングには、どんな取り組みをしていますか?】

    いやー、あまり体に良いことはしていないような・・・生活は不規則ですし。

【やはり若さでしょうか。多くの試合をこなすのに、心がけていることはありますか?お仕事とのかねあいとか。】

    仕事とのバランスもあり、いつもベストな状態で試合に出られるわけではありませんが、
    そこはできる範囲でやればいいかなーと思います。
    忘れてはいけないと思っていることは「楽しむこと」、楽しくないとやる意味ないですからね。

う〜ん、やっぱりそうですよね!!お二人を見ていると、とても楽しそうです。
【ところで、試合直前はどんな事を考えたり、したりしていますか?】

    寝ていることが多いような(笑)

あれ?意外と、緩めですね。(笑)年間20試合強となると、週末の半分くらいが大会なんですよね。
【試合が練習みたいな感じなんでしょうか? もう、試合前に緊張したりはしないですか?】

    試合経験は豊富(?)なせいか、それほど緊張はしません。

【今までの公式戦試合数とか、対戦記録など、データで残してあったりしますか?】

   自分の試合をビデオに撮ることはありますが、データを残したりはしないです。残しておけばよかったかな。

やっぱり、緩めですね。(笑)
【でも、勝負の世界にいる以上、自分は勝気?】

    やっぱり負けず嫌いではあると思います。(笑)

【ちなみに、欠場(デフォ)されたことってありますか?】

    怪我したり、どうしても仕事の都合がつかなかったときに棄権することはあります。

【遠征は奥様とご一緒な時が多いですよね。二人で全国を回る楽しみってどんなところですか?】

    色んな土地で、色んなものを食べて、何より全国に知り合いができて楽しいですよ。

スカッシュのいいところの一つですよね。
【宿泊や、移動の手配担当なんてあるんですか? 何か工夫されてることとかありますか?】

    担当は決まっていませんが、最近は嫁が手配することが多いです。
    工夫といえば・・・コインランドリーのあるホテルを選ぶことですね。洗濯ができれば荷物が少なくて済みますので。

【なるほど〜。 ところで、奥様との出会いをうかがっていいですか?】

    コータコートに入会してスカッシュをしていたのですが、嫁はコータコートの喫茶店で働いており、そこで出会いました。

わ〜〜!(テンション↑)やっぱりスカッシュが縁結びのお二人なんですね!!
お二人のようにご夫婦で大会に参加している方々は他にもいらっしゃいますが、
夫婦で一緒に頑張ってるって、凄くいいなって思います。

【ご自身はどんなときに、いいなって思われますか?】

    良かったと思うのは、遠慮なくスカッシュに打ち込めること、
    家族の目が厳しいためになかなか練習ができないような方もいらっしゃいますので。
    中には奥さんに内緒で試合に出たりする方も(笑)。
    よく「夫婦で共通の趣味があっていいですね」と言われますが、正直自分もそう思います(笑)

【奥様のご意見は?】

    (由紀さん)う〜ん…お互い気兼ねなく練習できる環境がいいと思いますね。
   一緒の大会に出たり、一人遠征だったり…自由な感じの夫婦ですよね。

羨ましいです。
【試合中はお互いの試合を観ますか?厳しくアドバイスしあったりするんですか?】

    試合中のアドバイスはお互いにします、あまり厳しく言うことはないですね。

【行き先が同じ場合は、宿を変えたり?観光を楽しんだりもしますか?】

    宿は便利さを優先しているのであまり変えませんが、時間があれば観光には行きますね。

【お二人のお気に入りの遠征先なんてありますか?】

    色々な会場に思い入れがありますが、食べ物が楽しみなのは北海道ですかね。
    どこの会場でも、試合→名物を食べる→温泉に入る、というパターンが多いです、温泉最高ですね。

わかります〜〜。
【さらにお二人でスカッシュをしに行ってみたいところはありますか?】

   学生のころシンガポールに合宿に行ったことがあり、楽しかった覚えがあるので、また行ってみたいと思います。

【普段、おうちでお食事をしながらも、スカッシュの話や試合の反省とかするんですか?】

    スカッシュのプレーなどの話をすることはありますね。他の話もしますよ、念のため・・・(笑)

はい。(笑)
【お二人をお見かけすると、とっても仲良し、いつも一緒って印象なんですが、ケンカなんかしないですか?】

   します・・・たまに。

意地悪な質問でごめんなさ〜い。
【ふだんの練習も一緒にされますか?】

    平日は別々の練習になることが多いので、できるのは休日ですね。

いいですね〜。
【仲良しの秘訣は?】

    なんでしょうねー?わからないなー(笑)

うふふ(笑)愚問でした。
【ところで、お二人とも、お仕事をおもちですが、忙しい中、家事とか分担されているんですか?】

    一応分担はしていますが、嫁のほうが負担は多いですね・・・。

でも、家事の分担は偉いですよ!
話は変わりますが、
【お二人の好きなプレーヤーや、尊敬している人がいたら教えてください。】

    たくさんいますが(笑)
    僕らの時代のトップ選手だった渡辺祥広さんや伊藤明さん、毎年全日本の試合を観て感動していましたね。
    それから、大根田芳浩さん。
    常にスカッシュを楽しみ、ベテランになっても向上心をもってプレーされているところが尊敬できますね。
   (由紀さん)西尾直子さんや池田宏美さんは女性から見てもカッコイイです

納得です。ありがとうございました。
【ところで、ご趣味はありますか?スカッシュをしていないときは、どんな事をしていらっしゃいますか?】

    スカッシュ以外の運動では山登りが好きです、あとはゲーム・格闘技観戦・写真・お絵描きとか?

    (由紀さん)読書・マンガを読むこと・お菓子作り・お裁縫(ラケット入れはお手製です!)


奥様の可愛いお手製ラケット入れはあちこちで見かけますよ!はまごろうさんのお絵かきが見たいです!!


【さて、奥様がはまごろうさんにリクエストしたい事ってありますか?】

    (由紀さん)特にありませんが、遠征先での整理整頓ですかねぇ(笑)

あら、ぴしっとされてそうな印象を受けるので、それは意外です。(笑)
【では、はまごろうさんが、奥様にリクエストしたい事ってありますか?】

    体調管理に気をつけること、虚弱体質(?)なので。

え〜〜、それも意外です。いつもとてもお元気そうです。
では、終わりに近づいてきましたが、
【ずばり、お二人にとって、スカッシュの魅力とはなんですか?】

    競技としても奥が深くて面白いですし、練習や遠征で仲間とワイワイやるのも楽しいですね。

    (由紀さん)試合を通して各地で知り合いが増えることです!

ありがとうございます。
【最後に、10年後のお二人はどんなスカッシャーになっていると思いますか?】

    (浜崎ご夫妻)想像つかないですけど、まだ現役で活躍・・・しているといいなあ(笑)

京都のプレーヤーには、もっともっと外の大会に挑んで欲しいと思っているんです。
【お二人から、 京都のスカッシャーにメッセージをいただけますか?】

    (浜崎ご夫妻)機会があれば京都の試合に行きたいと思いますのでよろしくお願いします。
    皆さんも仲間同士で遠征すると楽しいですよ。旅行を兼ねて気軽に遠征してみてはいかがでしょうか。

これで、浜崎さんも京スカのお仲間ですから。
お二人とも、京都観光の際は、ラケットをお忘れなく。
ぜひ京都のプレーヤーとラリーを交えてください。大歓迎いたします!

今日は、お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき本当に有難うございました。
今後も、お二人のますますのご活躍をお祈りします。


インタビューを終えて、

スカッシュが好き!という人は沢山いる。
それぞれが好きなスカッシュとそれぞれに取り組んでいる。
お話を伺って感じたことは、浜崎さんにとって、年間20を越える大会をこなす事は、とても自然な事だということ。
がむしゃらでもなく、何かを差し置いているわけでもなく、好きだから。
自分が納得の行く取り組み方があっても、実際にそれを実行出来る人は中々いないと思う。
たいてい自分の身体や生活に合わせて妥協してしまうもので。
そう思うと浜崎さんの体力と、精神力にはやはり脱帽してしまう。

一見物静かでクールな印象を受ける浜崎さんですが、実はとっても朗らかなお方で、優しい笑顔の持ち主です。
奥様の由紀さんは、とても自然体でやはり優しい空気を纏いつつ、
コートではキリリと引き締まった表情が素敵な女性です。
2010年4月のTW札幌では、浜崎さんは優勝、由紀さんも3位と堂々の結果を残されています。
遠征をすれば、きっとお二人に会えます。

今年は京都での公認大会にもお二人でお越し頂きたいものです。ぜひ お待ちしております!!
これからも、10年たっても現役で、ずっとスカッシュを楽しんでください。